スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。

さてこんにちは!
今日はスポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考えるというテーマで少しブログ書いてみたいと思います。

サッカーと言えばJリーグ!
Jリーグはまさに夢の職業!Jリーガーはまさに少年達の夢!
というのは間違いないわけですが、一歩引いてビジネスとしてJリーグをみたときにどのように見えるのかを今回は考えてみたいと思います。

今僕はJリーグの主催しているSHC(スポーツヒューマンキャピタル)というビジネススクールに通っているわけですが、その中でJリーグの、スポーツビジネスのリアルを勉強しています。
ぜひみなさんにも考えるきっかけになったらなと思います。

Jリーグクラブは中小企業である



スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。



みなさんがJリーグのクラブと聞くとどんな印象を持つでしょうか?

「華やかな世界」
「お金がたくさんかかる」
「お客さんにたくさん囲まれて盛り上がっている」

そんな印象を持つことが多いとおもいます。

しかし、現実的にJリーグのクラブというのは非常に小さい中小企業です。
以下はJリーグが公式に発表している年間の収支報告になります。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える



この表から見てわかることを簡単にサマると、
例えば、日本屈指のJクラブである浦和レッズで、

年間の売上;60億円
年間コスト;59億円
→そこからの差し引き利益が5,000万円

となるわけです。
つまり浦和レッズほどのクラブでさえも、年間の利益はたったの5,000万円しかないわけです。

今度は清水エスパルスを見て見ましょう。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える



年間の売上;31億円
年間コスト;34億円
→差し引き利益が-3億円、つまり3億円の赤字です。(※あくまで単年なので投資などがある可能性があります)

Jリーグクラブの大きな収入源は大きく3つ



スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。



そんなJクラブの大きな収益源は以下3つです。
①広告費
②入場料
③グッズなどの商品
この中でも多くのクラブは①の広告費に大きく頼った経営をしているのが現状のJリーグクラブです。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。



浦和レッズの売上60億円のうち、広告費は25億円(売上の41%)
清水エスパルスの売上31億円のうち、広告費は14億円(売上の45%)
鹿島アントラーズの売上43億円のうち、広告費は18億円(売上の42%)

つまり、現状J1クラブでいうと、
売上の40%程度が広告費というモデルになっています。
Jクラブの多くは責任企業(=クラブのオーナー企業)を持ち、最終的に収支が合わない場合はお金を出されて、最終的な収支をトントンにするということもあるようです。

Jクラブは広告費依存モデルから脱却する必要がある



スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。


引用:https://thepage.jp/detail/20151128-00000004-wordleafs

客観的に考えて、Jクラブは継続的に持続可能なビジネスモデルを構築するためには広告費依存モデルから脱却していく必要があることは明確です。

僕はその収益源の1つとしてITを主軸としたデジタルマーケティングが大きな役割を担うと確信しています。

おそらくは直近Jリーグのクラブとしては、
①広告費
②入場料
③グッズなどの商品
この3本柱に売上の大部分を依存する形に変わりはないでしょう。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。


引用:http://footabi.com/archives/102

しかし、中長期的にいかに第3、第4の収益源に投資していけるのか。
ここをいかに早く構築できるチームは出てくるのかが大事だと強く思っており、その大事な部分を支えるのがITであると僕は考えています。

僕は実際に多くのJリーグのクラブスタッフの知り合いがいるので、
かれらがどれだけ努力しているのかは身にしみてわかっていますが、一方で現状を回すだけではなく、いかに未来の収益源に投資していけるかが大事だと思っています。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。

スポーツビジネスとしての「Jリーグ」を考える。



一方でクラブにそのようなことを推進できる人員がいるというケースは少なく、
現状の体制下に存在しないというのも大きな課題だと感じています。

Jリーグクラブは地域に住んでいる人に夢を与え、希望を与え、情熱をくれます。
そんな存在が持続可能な団体として存在し続けることの意義は言うまでもありません。

ソーサル中島

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